バンショ和ゲゴヨウ

注目論文ツイート中の人がつづる自然科学の解説拠点

生物学

シーラカンスに肺の痕跡器官が見つかる

身近な魚はみなエラ呼吸で、肺はありません。しかし、シーラカンスには肺があったのだと、新たに分かりました。

イカしたカラストンビの作り方が分かったゲソ

ヒトの身体で最も硬い場所は歯です。では、イカの身体で最も硬い場所はどこでしょうか。その硬い部分のできる仕組みが、最近になって分かったそうです。

ピンチになると本性が!ヒツジには協調性がないと判明

ヒツジは群れでいることが好きです。しかし、この群れが協調性を反映したものでは、必ずしもないといいます。

チョコレートを食べてノーベル賞を取ろうぜ!

チョコレートには、気休め程度ではあるけれども恋の媚薬成分が含まれると一部で信じられ、2月14日のバレンダインデーには女性から男性への贈り物にされます。実は、このチョコレートの消費量と、人口あたりのノーベル賞受賞者数の間には、密接なつながりのあ…

植物ホルモンの作用を「なかったことに」できる試薬が続々登場

植物ホルモン受容体で立体構造が解明され分子設計が可能になったため、植物ホルモンの作用を打ち消す試薬が続々と登場しています。オーキシンに続き、アブシジン酸とジャスモン酸で受容体アンタゴニストが合成されました。

化粧品成分ロドデノールで白斑の副作用が出たのはなぜか

肌がまだらに白くなる「白斑」を起こし自主回収された某社化粧品の美白成分である「ロドデノール」は、細胞の中で別の物質に変化し細胞毒性を示すことが、培養皮膚細胞を使った実験で判明しました。

巨乳の女性ほど肩こりになりやすいのは本当か

女性のバストサイズには、個人差があります。「大きいほど肩こりになりやすいのでは?」とよく言われます。確かな証拠はあるのでしょうか。

ウマからマウスまで保存された走り方を決める遺伝子

西暦2014年は午年でした。馬の最先端研究を日本語解説します。たったひとつの遺伝子が、走り方を決めていたというのです。側対歩の走り方ができるかどうかを、転写因子のDMRT3が決めていました。

恋愛遍歴の傾向はドーパミンに関係した遺伝子で分かる

相手が今までつきあった異性の人数を知りたいと思ったことはありますか。実は、生まれながらに一定の傾向があり、遺伝子のDNA配列を調べると分かってしまうと言います。恋愛遍歴の決め手は、神経調節物質ドーパミンに関係する遺伝子にある、とか。